生命保険
生命保険について今更ながら勉強中。四冊くらい読んだ。ようやくわかってきた。
保険の趣旨を考えると、良い保険のポイントとしては1つしかない。
万が一、貯蓄で賄えないほどの多額の出費が必要となってしまったときに効力を発揮してくれるもの。
これが絶対的な評価基準。保険とは、「生じる確率は低く、かつ、多額の出費を要するアクシデント」について、みんなでシェアして対策しようというシステムである。要は、若くして死亡して家族が路頭に迷うとか、先進医療で何百万かかるとか、長期的に入院してしまって高額療養費制度があってもキツイとかとかというアクシデントが主対象である。逆に、入院日額5000円で60日まで、入院1日目から給付金が出るようにカバー範囲が拡大されました、お祝い金いくらなどといった少額(貯蓄からどうにかなるレベルの額)の保険はナンセンスなのである。その分貯蓄したほうが良い。
低確率高出費なのに対して、保険で対応するのか、敢えて無保険でギャンブルするのか(確率的にはこのギャンブルに勝つことの方が多い)。本やブログを読んでて気になったのは、一方で前者の立場を取りながら、ある場合には後者の立場を取るような趣旨のことが書かれていること。そこは一貫して欲しいなー。
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